職場メンタルヘルス・企業メンタルヘルス<受動的攻撃行動>とは

【職場メンタルヘルス・企業メンタルヘルス<受動的攻撃行動>とは】

指示したことをやらない。約束を守らない。延滞。
噂、陰口など職場の人間関係に起きていませんか?

もしかしたら、受動的攻撃行動・受動攻撃性パーソナリティ障害かもしれません。

【職場メンタルヘルスケア|職場人間関係|受動的攻撃行動】1

●受動的攻撃行動とは(ウィキペディアより)
受動的攻撃行動は、怒りを直接的には表現せず、緘黙(かんもく:一時期にあらゆる場面、あるいは特定の場面においてのみ、言葉を発しない状態を指す)や義務のサボタージュ、あるいは抑うつを呈して相手を困らせるなど、意識的・無意識的にかかわらず後ろに引くことで他者に反抗する(攻撃する)
行動である。受動攻撃性パーソナリティ障害とは、『精神障害の診断と統計マニュアル』第4版の付録において提案される研究用案であり、これらの対人様式が固定化され、適切な要求に対して、拒否的な態度や受身的な反抗をとるという様式を伴っていると説明している。

【職場メンタルヘルスケア|職場人間関係|受動的攻撃行動】2

●受動攻撃性パーソナリティ障害(ウィキペディアより)
受動攻撃性パーソナリティ障害は、いやなこと、やりたくないことに対して、「いやだ」「やりたくない」と言うかわりに、わざとゆっくりやったり、忘れたふりをしたり、いわば後ろに引くことで反抗する。
不機嫌な気持ちになると受け身的なやりかたで攻撃感情を表現し、あてつけや抵抗を示すために、
対人関係に広く支障をきたしてしまう。
しかしこうした態度は、通常両価的(りょうかてき:同一の対象に対して相反する感情,とくに愛と憎しみが同時に存在している状態)であることが多く、反抗的な態度をとる一方で、時には謝ったりなだめたりと動揺を示すことがある。他人への依存と自己主張の願望との間で葛藤に陥り、自信を失うことも多い。

【職場メンタルヘルスケア|職場人間関係|受動的攻撃行動】3

A. 適切な行為を求める要求に対する拒絶的な態度と受動的な抵抗の広範な様式で、成人期早期までに始まり、種々の状況で明らかになる。以下のうち4項目(またはそれ以上)によって示される。

日常的な社会的及び職業的課題を達成することに受動的に抵抗する。
他人から誤解されており適切に評価されていないという不満を述べる。
不機嫌で論争を吹っかける。
権威のある人物を不合理に批判し軽蔑する。
明らかに自分より幸運な人に対して、羨望(せんぼう)と憤りを表現する。
個人的な不運に対する愚痴を誇張して口にし続ける。
敵意に満ちた反抗と悔恨(かいこん)の間を揺れ動く。
B. 大うつ病エピソードの期間中にのみ起こるものではなく、気分変調性障害ではうまく説明されない。

【職場メンタルヘルスケア|職場人間関係|受動的攻撃行動】4

●行動に対する認識・対応の方法
(スコット・ウェツラー博士の著書「Living With the Passive-Aggressive Man(受動的攻撃性の人間と共に生活する)」)より)
1.日常的な社会的及び職業的課題を達成することに受動的に抵抗する。について
「不当な扱いをされることを容認しないという態度をはっきりと見せなさい。」と
ウェツラー博士は説明する。
そして、「もしいつも約束に遅れて来て困っている人がいたら、その人に対し、次回映画を観る約束に送れて来たら、もう一緒には観に行かないという姿勢を見せるのだ。」と話している。

【職場メンタルヘルスケア|職場人間関係|受動的攻撃行動】5

2.他人から誤解されており適切に評価されていない不満を述べる。
3.不機嫌で論争を吹っかける。
「不当な扱いをされることを容認しないという態度をはっきりと見せなさい。」と
ウェツラー博士は説明する。

【職場メンタルヘルスケア|職場人間関係|受動的攻撃行動】6

4.権威のある人物を不合理に批判し軽蔑する。
受動的攻撃行動は「一番大きな失敗は、彼らに対して寛大な態度をとることである。
一度受動的攻撃行動を許してしまえば、他の選択肢をすべて失ってしまうことになる。
まずは権力争いであるとみなすことが重要であり、
その後、権力争いで取られる一般的な対処をすればよいのだ。」と博士は書き綴る。
1.日常的な社会的及び職業的課題を達成することに受動的に抵抗する。
3.不機嫌で論争を吹っかける。
4.権威のある人物を不合理に批判し軽蔑する。
7.敵意に満ちた反抗と悔恨の間を揺れ動く。

【職場メンタルヘルスケア|職場人間関係|受動的攻撃行動】7

「行為者(受動性攻撃をする者)はプロジェクトを時間通りに間に合わせなかったという事実や
昇進できなかったという事実を、受動的攻撃行動と関連付けていない。
上司は勝手で不公平だとは思うが、それが自分の仕事と関係していると思わないのだ。」
とウェツラー博士は述べる。

【職場メンタルヘルスケア|職場人間関係|受動的攻撃行動】8
●口にしない権力争いが様々な形で現れる、起こり得る兆候
<THE HUFFINGTON POST参照>
頼んだことを何もしない・皮肉・無視
親密になることをしない・賞賛をしない・批判的・妨害行為・遅延
受動性攻撃は消極的な攻撃だと一般には書かれていますが
実際には受動性攻撃の方が攻撃性は強いのです。
例えば何らかの計画を提案した場合、受動性攻撃をしている方はその提案に賛成し従うことを約束しますが、心の中では葛藤、権力争いがあるので意図的に期限を守らなかったり、遅れて来たり、
計画に反する行動を起こします。

【職場メンタルヘルスケア|職場人間関係|受動的攻撃行動】9

その特徴は周りを怒らせますが、自分がやっていることを認識していません。
内に秘めた悪意を、少しずつ浸透させるような陰湿さで、周囲にそれと気付かれないよう
目の上の存在へ、「この人物がいるからうまくいかない。この人さえ居なければ」
といった攻撃欲求を駆り立てていき被害者の立場にたちます。
証拠が残らないような隠れたやり方で相手を攻撃し、
陰口やうわさ話を広げるなどがあります。
受動的攻撃性行動は、自己破壊的行動と認識することが大切です。

【職場メンタルヘルスケア|職場人間関係|受動的攻撃行動】10
<ベネフィトマインド株式会社のできること>

指示したことをやらない。約束を守らない。延滞。
噂、陰口など職場の人間関係。
職場の問題で、このことを受動的攻撃行動、受動攻撃性パーソナリティ障害とは
殆ど思っていらっしゃらないと思います。

被害者の立場に立つことで、自己成長が出来なくなっています。
成人して早期に出るのですが、原因はもっと以前に起きているので
本人も中々気が付くことが出来ません。

ベネフィトマインド株式会社のメンタルヘルスは
カウンセリングのみならず、心理療法を実践して行きますので
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